カサンドラは健忘症

離婚、そしてうつ病に。離島で働いていたが戻ってきて、元夫と離婚同居中。

オランダで安楽死を選んだ日本女性の本を読んで

本のタイトルは「美しいままで」

サブタイトルに

オランダで安楽死を選んだ日本女性の「心の日記」とある

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https://www.amazon.co.jp/美しいままで―オランダで安楽死を選んだ日本女性の「心の日記」-ネーダーコールン靖子/dp/4396410123

 

そのとおり、本はおおかた日記で構成されていた

 

ガンが転移して、大手術を何回も行い

そのたびに

「ポジティブに」考えようとしている様子がうかがえる

 

印象に残ったのはこの一章

 

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苦しみを持たずに逝きたいのが、私の望み

 

私の希望は、心が迷わないうちに、冷静なうちに、早く逝くことです

 

そして、オランダではそれが可能

なんとうらやましいことか

 

彼女は夫とオランダに住んでいたからこそ

できたこと。

そして死の10分前には、人生に感謝して

この世を去っている

 

姉がガンで苦しんで亡くなっている様子を知っていたから

自分はそのような死をとげたくない、という気持ちがあったのだ

 

それでもポジティブに、最後のさいごまで生きようとして

痛々しい様子が日記に書かれている

 

そして、人生に満足し

周りの人に感謝し、手紙を残し

あと10分で逝くよ、と直筆のメモをかいて

夫に看取られて安らかに去った

 

とても幸せな死の迎え方に見える

 

彼女は日記にこう記してある

「自分で、自分の終わりを決めるというのが、何か、神だの

親だのに対するボウトクという、いつの間にか私の中に入り込んでしまった教えのために、

今ひとつ割り切れないものがある。しかし、果たしてそうであろうか?

死だけは、どうしても、自然にまかせなければならないものであろうか」

と。

 

オランダでは安楽死が認められているので

それが、心安らかな保険になっているということで

最後まで生ききれたのではないだろうか

 

日記にはとても幸福だと記してあった

感謝して安らかに逝ける

そして、それを周囲が認めてくれている

 

「もうここまで、生ききった、

苦しまずに逝こう」と思った瞬間が寿命なのだ

 

日本も早く、そうなることを願ってやまない